スピンチ

--評価が180度変ることもある。ごくごくマレにね--

 ヤフオクの中で初めてみるオモチャは非常に多いが、箱書きに「コーフン」とか「エキサイティング」という文字を見ると無条件でおもしろいのではないか?と思ってしまう悪いクセがあり、しかも千円くらいの値段だともういけない。ほぼ手に入れようとする。

 

 このクセは「絶対面白い!」と箱書きされていた「ビックコイン作戦」のせいに違いないと思う。あれは本当に気に入ったから。

 

 で、このゲームが届いてまず思ったのが「デカい!」デカすぎる!」ってこと。

 45cm水槽に見間違えるほどのデカさ。気軽に出せないじゃないか。1000円の金額でも他の人が誰も入札していなかった理由はここなのか?それとも僕の好みが少数派すぎるのか?

 

ゲーム内容も写真を見て完全に理解しておくべきだった。

 

このゲームに手番はなくやることはただ1

 

「玉を弾く!」

 

目的は水車よろしく、プラケース内の回転羽を”弾いた玉をぶつけて”回して相手側の溝に落とすこと。

 

<第一回>イブキと2人で。 (2012/2)

 イブキとは最近いつも寝る前にゲームをする。布団の上で。

 

 今回、そのために水平が保てない。このことが多少スピンチを遊ぶ上で悪影響があったのかもしれないが、それを差し引いてもボールの打つ時の音がうっさい!

 

 ボールはベナベナの金属で打つので11回の音が大きい。

 しかも時に素早く何度も打つ必要があるので、夜や飲み屋、静かな旅館で遊べる可能性はほぼなし。

 

 このデカさの割りに単調なテイストなので、これをメインに持っていける機会は・・・あまりなさそう。

 ただ、ボールの質は好みである。大きさも大きすぎず、小さすぎず。自作のパチンコに使ったりして。

 

もう少しやりこんで長所をみつけていきたい。

さもなきゃ・・・。

 

<第二回> (2012/2)

 家族4人が揃ったので「スピンチ」のリベンジ!?大会を開いてみた。

1回目の印象が音がデカい!とか、ハネがスムーズに回転しづらい等の理由で微妙だったが、結果2回目は評価が180度ひっくり返る楽しいものとなった。

 

 今回は床置きで、日曜の昼間と音も気兼ねしない時間だったことが楽しめる要因だったかとは思うが、もしかすると製作者も意図しなかった深さがこのゲームにはあるのではないかと思えてきた。

 

 というのは、玉を弾くのに使用されている金属板がベナベナの薄いものなのだが、打つ度に微震動し、そこに超音波が発生するのではないか。あるいは不必要にデカい音がするので連続で至近距離で超音波を浴び続けた結果、ある種のトランス状態に陥るのかもしれない。

 

 あとあのハネ!あれはワザと「スムーズに回転しない」ように作られているのではないかと確認するに至った。

 

 先に正直に言うと、僕はスピンチで全敗(泣)した。何かの拍子に自分に向けハネがスムーズに回転しだすと、それを阻止⇒相手方向に回すのは容易ではない。

 

 一方的な試合ばかりだとつまらないので逆転要素を高めるために、ハネがスムーズに回りにくくなっていくのだとしたら、製作者に尊敬の念を感じる。

 

ボクが間違っていた。今は

「うっさいスピンチが大好きだ!」と言いたい!