発売年　：1986年 

メーカー：タカラ 

カテゴリー：レトロボードゲーム 

ジャンル：すごろく 

プレイ人数：２人 

入手：ヤフオク￥2000 

入手年：2012年9月 

 

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★子・・・・お子さんはもちろん大人でも楽しい。 

★良・・・・オリジナリティとコンポーネントは素晴らしい。 

ドラゴンが近づいてきた時のドキドキ感はこのコンポーネントがあればこそかもしれません

■備考・・ドラゴンのアイデアが秀逸。

 

（更新日：2012/10/01） 

 

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【概要】 

 

プレイヤーは都から旅に出て伝説のドラゴンソードを取って戻ってくる

 

というドラクエ的なロープレ要素のあるすごろくです。

ドラゴンソードまでのコースは自分で自由に決められ、強さの違う勇者を３人づつ使用します。 

安全地帯からでると、ドラゴンに襲われてしまうかもしれません。 

 

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■勝利条件■

 

相手の勇者を3人ともドラゴンで倒すか、先にドラゴンソードを持って都に戻ったプレイヤーが勝ちとなります。

 

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【ルール】

◎準備

１）自分の色をきめたら以下のようにセットします。

（初期配置図と安全地帯の説明）

※3人の勇者には　【太陽＞月＞星】　の順に強さがあり、出動の並べ順は任意です。

２）順番を決めます。

 

◎手順

１、盤上のボタンを押して左右のルーレットが回ります。

 

●ルーレットについて

・向かって右はドラゴンの移動距離

・向かって左は勇者の移動距離

を示します。

２、必ず先に勇者を移動します。勇者が移動できる場所は高くなっている足場の上だけです。全方向に動くことができます。

３、続いてドラゴンを動かします。※ドラゴンの頭の位置が基準です。

 

※ルール上の注意※

●移動のルール

・ドラゴンは飛び越せず、相手の勇者の足場に行きたい場合も自分よりも弱い勇者のところにしか割り込めません。

→自分より弱い相手の足場に入った場合、相手は都に強制送還されます。

ドラゴンソードを持っていた場合は、ソードは置き場に戻されます。（勇者の再利用可）

 

●ドラゴンの攻撃

安全地帯の外でドラゴンに取り囲まれた場合は、勇者は盤上から除かれます。（勇者の再利用はできません）

※一瞬でも取り囲めれば攻撃したと見なします。（取り囲んだ以上の数でも良い。）

ドラゴンソードを持っていた場合は、ソードは置き場に戻されます。

 

 

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【プレイ感】

運の要素が入った「キモ試しゲーム」といった感じでしょうか。

 

１匹のドラゴンを互いに共有している点と勝利条件が２つある点（ソードを持って帰るか、相手の勇者の全滅）と自分のターンで勇者とドラゴンのどちらも動かす点などが従来のすごろくの概念をすっ飛ばす独特の個性とプレイ感を生み出しています。

 

（更新日：2012/10/27）

 

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【感想】

 

モンスターやドラゴンを全く倒すことはないものの、コンポーネントと設定からロープレの主人公の気分を満喫できます。

 

また、ドラゴンを使って相手の全滅を狙えるのもちょっとブラックな楽しみではあります。

 

リスクを冒してソードを取ってくるスリルや、自分の勇者が残り１体となった時の心許ない感じが、このゲームでしか味わえない感情があると思います。

 

安全地帯がもっと小さいか、もっとドラゴンの移動距離が多ければ、あるいは勇者によって移動方向に制限があるとかしたら、よりスリリングになったのかもしれませんが、このルールだからこその独特のペースでのゲーム性が逆に良いのかも。

 

２人用のボードゲームとして一度はプレイしてみる価値があると思います。

 

今でもこの飛びぬけた個性に触れたくて時折り遊びたくなります。

 

（更新日：2012/10/27）

 

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【情報】

ネット上で全く情報のないパターンでしたので、購入にはちょっと躊躇しましたが、結果的には面白いすごろくのバリエーションが増えたし、コンポーネントがかっこいいので割りと気に入ったりしています。

 

さて、このゲームは1986年製ですが、この年はドラゴンクエストの発売年であり、その数年前からのファミコンブームの煽りもあって、もしかたら完全にドラクエの影に霞んだ存在だったのかも知れません。

 

そんな中で登場したこのゲーム、考案者がどうしても具現化させたかった練りに練ったアイデアと新規性に尊敬の念を感じます。

 

 

 

（更新日：2012/10/27）